新型Sクラス 日本発表

新型Sクラス 日本発表

今年6月に発表され、先月のフランクフルトにあわせて本国でリリースされた新型Sクラス。何とわずか1ヶ月遅れで日本でもリリースされちゃいました。それだけお得意さんが多いってことかしら。ブルジョワ階級は敵だ!
えっと、こういうクルマとはこれっぽっちも縁がないのであんまり感想もないんだけど、とりあえず大きくなってお値段高くなったんだそうです。標準ボディで5,076x1,871x1,473mmと、先代比で30x15x40mm拡大。ちなみに最大級の先々代W140 (5,120x1,885x1,500) よりちょっと小さく、セルシオ (5,015x1,830x1,470) よりちょっと大きく、BMWの7 (5,040x1,900x1,490) に比べると長くて狭くて低い。7に比べて低く長く構えたスタイリングは分かりやすくスポーティ。大幅にサイズを縮小するとともにデザインでも威圧感を減らした先代の反省か、グリルとフェンダーが強調されたスタイルは結構大胆。
インパネは従来のメルセデスセダンとは大幅に異なり、BMW7風な横方向への広がりを意識したデザインに。こうなっちゃったのはやはりBMWのiDriveに似た集中コントロールシステム「COMANDシステム*1」の採用が大きい。賛否両論だった7のiDriveに比べると使い勝手は練られてる風。シフトノブはどこ行ったかと思えば、こっちも7シリーズと同じくステアリング右奥のレバーに。
ラインナップは3.5リッターV6 (272ps/35.7kg・m) のS350、5.5リッターV8 (387ps/54.0kg・m) のS500、ロングボディのS500L、という3種類。お値段はS350が¥9,870,000 (先代比+90.3万:価格改定後)、S500が¥12,600,000 (+84万)、S500Lが¥13,965,000 (+136.5万) と、全グレード100万円くらいの上昇。ま、ここまで来りゃ1000万だろうが1200万だろうが変わんないような気もする。同時に300台限定の特別仕様車としてAMGルックの「S500L AMGスポーツエディション」も設定。S500LをベースにAMGエアロ、19インチアルミ、ナイトビューアシスト、シートベンチレーターに後席マッサージ機能などプラスしてお値段1,600万円也。ゼロ一つ多くないっスか?あと本国でもまだリリースされてないS600は来年前半に導入の予定。

*1:Cockpit Management and Data System