スズキ Mom's Personal Wagon

スズキ Mom’s Personal Wagon

スズキの出展内容はワールドプレミアのコンセプトカー4台、国内未発売のエスクード3ドア、JWRCスイフト・スーパー1600、あとは韓国GM大宇のコンセプトカー「T2X」など計17台。
まずは「Mom's Personal Wagon」、来年1月にFMCを予定してる新型MRワゴンのプレビュー。「小さな子供を持つ、ママのためのパーソナルカー」で「Mom's Personal」・・・ってそれじゃMPワゴンじゃねぇか。こじつけでも無理矢理でもいいからMRにしませんか。ミッドシップエンジン・リアドライブじゃないのは分かるけど、どうせ現行だって「マジカル・リラックス」とかテキトーなこじつけなんだしさ。
ラパンとかムーヴラテみたいな「女性向け」のキャラを前面に押し出したデザインは、マーチに似た丸いヘッドランプと軽らしからぬ抑揚のあるサイドパネルが目を引く。ただ背の高さとタイヤの小ささで軽らしさを払拭するには至らず。シンプルなワンモーションフォルムがウリだった現行に比べると大分コンサバになった感。面の質感は上がったけどキャラクターラインとフェンダーの処理はちょっと単純かな。いかにもショーモデルらしいフロントグリルやアルミホイール辺りの装飾はともかく、基本的なデザインはこのまま来るはず。左右でドアノブが違う?と思ったら左側のみピラーレスの観音開きを採用、果たして軽でボディ剛性を確保できるのかどうか。ただ観音開きをあんまりウリにしてないように見えるのが気になるところ。軽では他にないし、市販車に採用するんならもっとアピールしてくるような気がするんだよなぁ。
内装も蚊取り線香みたいなエアコンの吹き出し口とかメーター、ステアリング以外はそのままになりそう。ラパンに近い雰囲気のシンプルデザイン。プロボックスにもあったインパネトレーは便利そうだけど、グローブボックスのスペースは確保できるのかな。シートバックは視界確保のためかセレナかラフェスタ的に低い。それより後席ドア窓拡げたら?
ボディサイズは3,395x1,475x1,620mmと軽枠いっぱい。現行より全高が30mm高くなった以外は同寸で、ホイールベースも2,360mmのまま。