不可解な新ルールとドライバー変更

鈴鹿のテストも終わっていよいよ再来週に開幕を控えたスーパーGT、なのですが、Sports-Car Racingにちょっと気になる記事が。

GT500のトヨタSC、ホンダNSX-GT、ニッサンGTRの3車だけを対象として実施されるもので、2008年に行われる最初の2つのレース、3月16日の鈴鹿と4月13日の岡山で、これらの3車の中の1つが、ある一定以上の速さを示した場合、シーズンを通して最大60kgのウエイトハンデを積むと言うものだ。
このルールの恐ろしさは、同一形式のクルマが同時に2台表彰台(3位以内)を獲得した場合、無条件で適用され、その後、そのクルマが遅くなったとしても、2008年のシーズン終了まで重りを下ろすことは出来ない。

んー、つまり開幕2戦は必然的に3メーカーがポディウムを分け合うと?まぁ確かに去年みたいなNSX独走のシーズンにしたくない、という気持ちも分からないでもないけど、それにしても開幕2戦、特にハンデ無しのガチンコ勝負になる開幕戦がメーカー同士の腹の探り合いというかチームオーダー全開の茶番劇になっちゃうのはちょっとなぁ。
ただ「非常に難解な数字が並んでいる」らしいので条件とかはもっと複雑なのかな?詳細知りたいけどブルテンはメディア登録しないと読めないし・・・他のソースが出てくるの待ちですか。
あと

ちなみに、1994年JGTCとしてスタートした時からGTAの事務局長を務めて、昨年GTAの体制が変わって、混乱の責任から事務局長を更迭された後、レースダイレクターとしてGTAに留まっていた人物は、先週更迭された。

って加治さんクビになったのにまだいたんですか!?



そして先日山岸大&ヘンリー・ホーのラインナップを発表したばかりの外国屋ポルシェがいきなりラインナップ刷新。前田剛秀と栗原正之になりました。
前田は'79年生まれの29歳。FJやF4を経て、一昨年インテグラワンメイク東北シリーズで年間5位、去年は同じくインテグラワンメイクの東日本シリーズSUGOラウンドに1戦のみスポット出場して20位
栗原は去年JLOCの#66ガヤルドで参戦した栗原宗之の双子の兄なんだそうで。'82年生まれの24歳で、'05年はFJ1600東北シリーズのチャンピオンに輝き、FJ1600の日本一決定戦でも3位に、一昨年はF4東日本シリーズで年間3位、去年はFCJ参戦、1勝を挙げポイントランク11位と。
外国屋も若手育成とかそういう方針?それにしても片方だけ変わるんなら持ち込みスポンサーとかでありがちなハナシだけど、二人揃って変わっちゃうってのはちょっとビックリ。しかも前の発表が14日だったから2週間かそこらしか経ってないんですよね。何があったんだろ。