ダイハツ Be-go

ダイハツ Be-go

1月登場予定のテリオス後継車「ビーゴ」も出展。名前変わったのは検索したときにエロゲ屋が一番上に来るのが原因、というのは多分きっと冗談。ビーゴってのも既に英語教材の名前になってたりして、クルマの名前決めるのって大変そうだなぁ。
先月のフランクフルトで発表された「D-Compact 4x4」と比べると、オーバーフェンダーが外れて5ナンバー幅に抑えられたりサイドアンダーミラーが付いたりした日本仕様。17インチアルミホイールやアンダープロテクター、ウィンカー付きドアミラーはOP扱いだろうけど、基本的にはほぼこのまま市販されます。
新開発のプラットフォームを採用し、一回り大きくなったボディサイズは全長3,995x全幅1,695x全高1,740mm。現行の3,785x1,555x1,695mmに比べると+210x140x45mmとかなり拡大され、初代エスクードノマド (3,975x1,635x1,700) や現行パジェロiO (3,975x1,680x1,700) より大きいけど、それでも全長は4mを切ってコンパクトSUVクラスに留まった。この新型プラットフォームは現行と違って軽自動車への使い回しを考慮していないらしく、つまり次期テリオスキッドとは別モデルに。その分「軽自動車に毛の生えたような」現行と違ってクルマの完成度や質感は高く纏まってるハズ。ホイールベースも2,420mmから2,580mmと一気に160mm延長され、室内空間の拡大に寄与。
軽自動車枠との決別は、デザイン面でももちろん好影響。現行の無骨な顔にバランス悪いスタイリングから、軽快感のある上半身と安定感のある下半身を組み合わせたライトSUVらしいデザインに。トヨタ車的に個性は薄められたけど、その分質感高く一般受けしそう。
対する内装はちょっと残念。3連メーターやインパネシフトでスポーティさを演出したのは分かるけど、直線基調のインパネがどうにも古臭く、エアコン吹き出し口とダイヤルのデザインはどうにも野暮ったい。
エスクードRAV4が相次いで3ナンバー化していく中で、残るライバルはモデルライフ8年目のパジェロiO、不人気車筆頭格のHR-Vや3ドアオンリーのジムニーシエラとなれば、これはもう一人勝ちも当然。最大の問題は小型SUVの市場自体が小さい事なんだけど、メインは欧州市場に考えてるらしいからいいのかな。ちなみに現行と同じくトヨタへのOEM供給は継続され、そっちの名前は「ラッシュ」だとか。RAV4の大型化もあって、むしろトヨタでの存在感を強めるFMCになりそう。