日産 ブルーバードシルフィ プレビュー

日産 ブルーバードシルフィ プレビュー

12月21日に出る新型シルフィも、ほぼ市販型の状態で公開されます。ついにブルーバードの名前が消えるだとか逆にサブネームが落ちてブルーバードに戻るとか色々言われてたけど、結局次も「ブルーバードシルフィ」で行くらしい。
ティアナとラティオの中間というポジションにお得意の「モダンリビングコンセプト」、となれば順当に小ティアナ的デザインで来るのか、それとも全然違うキャラを作るのか、期待はんぶーんー確率いーぶーんー♪だったんだけど・・・何だろねコレ。フーガを無理矢理押し潰したような、明らかにパっと見で違和感感じるカタチ。妙に腰高なサイドや寸詰まりなボンネット、何よりフーガみたいな派手なヘッドライトとFグリルがどうにもこうにも。ティアナとラティオの間でキャラクター作るには一つの手ではあるけど、ティアナにしろ現行シルフィにしろ国産セダンらしからぬ落ち着きっぷりが魅力だっただけに、この派手さは正直残念。あとウイングロードにも言えるけど、背の高さを全然消化できてないのも残念。
サイズは4,610x1,695x1,510mmと、現行 (4,495x1,695x1,445) より大分大きくなったけど5ナンバーはキープ。アリオン (4,565x1,695x1,470) とか新型シビック (4.540x1.750x1.440) 辺りに比べてかなり背が高く、確かに室内広そうだけどここまで高くする必要あったのかな?とも思う。ちなみに背が高いせいで分かりにくいけど、先々代のU14 (4,565x1,695x1,395) より大きいんだってさ。中身はティーダ系のBプラットフォーム。1.8リッターと2.0リッターのMRエンジンに、エクストロニックCVTという最新の組み合わせ。
インテリアはティーダのイメージに近いけど、全体に丸みを帯びてより「フツー」っぽいデザインに。モダンリビングコンセプトをより発展させて個性的なデザインになるかなと思ってたのに。あとは内外装ともに「S-motion」なるS字型に湾曲したラインが多用されてるのが特徴だとか。そんな小手先の演出要らんてば。
全体に「日産が作ったプレミオ」みたいなコンサバ感が漂うのが物足りない所。そういうクルマも必要なのかも知らんけど、ティアナとかティーダとかに比べるとやっぱり劣るよなぁ。ま、最近の日産車は写真と実車のイメージが全然違うから、コレも実際に見れば評価変わるカモ?