新型ML 日本発表

メルセデスがコスト重視に転換して品質が急落した「暗黒期」真っ直中、しかも初めて立ち上げた北米現地工場での初めての生産、という最悪のタイミングでデビューした先代は、アメ車レベルの低質感が内外から酷評され、気付けば後発のカイエンやX5にあっさりお株を奪われて影の薄い存在に・・・というのが個人的な印象なんだけど、実際どうなんだろ。売れてんの?今やアメリカの高級SUVブームも“ホンモノ”になり、各メーカーこぞって新機種を投入する中でメルセデスもようやくMLを新型にスイッチ (北米では今年4月に発売済)。
と言うわけで新世代メルセデスの仲間入りを果たしたML、当然の如くボディは大きくなり、お値段も高くなり。3.5リッターV6のML350が¥693万、従来型5リッターV8を積むML500は何と¥945万。
エクステリアもインテリアも大分マトモにはなったけど、ただライバルに比べるとどうにもキャラが薄いのは否めない。コレならカイエンのティプトロ¥676万、X5¥660万のが魅力的だよなぁ。カイエンが人気な理由もよく分かんないけどさ。ハリアーハイブリッドなら一番高いのでも¥462万だし、ムラーノ350XV FOUR¥375.9万って手もアリ。ま、選択肢が多いってのはいいやね。
しっかしメイン市場のアメリカがハリケーンだの原油高騰だのインフレだの言ってるけどどうなんだろね。さっさとハイブリッドでも出さないとトヨタに水開けられちゃうよ?