スバル B5-TPH

スバル B5-TPH

スバルはワールドプレミアのコンセプトカー「B5-TPH」と北米で販売中の大型SUV「B9トライベッカ」をメインに、知能自動車コンセプト「IVX-II」、参考出品のドレスアップモデルとしてレガシィツーリングワゴン Blitzenやアウトバック “Edge” styleなどなど計21台を出展。
ハッチバックボディの「B5-TPH」は、「スポーツワゴン、パーソナルクーペ、SUVの融合」がコンセプトというショーモデルにありがちなクロスオーバー。なんだけど、実は2007年登場予定の次期インプレッサのデザインスタディかも・・・となれば俄然注目の集まるところ。コンセプトカーらしい非現実的なディテールはさておくとしても、変形スプレッドウインググリルの顔付きなんかは市販車にフィードバックされそう。次期型はハッチバックがメインになるらしいしな。
サイズは4,465x1,820x1,500mmと、幅を除けば現行インプレッサ (4,455x1,695x1,465: スポーツワゴン1.5i) にかなり近く、ちなみにホイールベースは現行レガシィと全く同じ2,670mm (インプ比+145mm)。
中身はスバル独自のシンメトリカルAWDに、車名の由来にもなる「ターボ・パラレル・ハイブリッド」を搭載。2リッター水平対向ターボエンジン+モーターの組み合わせは、まずエンジンをミラーサイクルにして燃費を向上、ミラーサイクル化で低下したパワーを補うためにターボを搭載し、更にターボの欠点である低回転域のトルク不足はモーターアシストで補う事で、全域で優れた加速性能を発揮する・・・というところでマーチスーパーターボを思い出したんだけど、アレと根本的に違うのは燃費とパワーの両方を高度にバランスできる所。現行レガシィの2リッターターボモデルと同等のパワーを発生しながら燃費は3割向上してるらしい。このシステム、2007年にはレガシィに搭載されて販売の予定だとか。