ファッションをシフトする。 マーチ MC

マーチ MC

毎年のように小改良とボディカラーの追加が行われるマーチ。今回はキューブに続く1.5リッター新型エンジンの搭載 (2WDのみ)、内外装の意匠変更、カラバリ追加、グレード整理、3ドアの廃止など、登場3年目にして大幅なマイナーチェンジとなりました。
1.5リッターは、ティーダから搭載が始まった新開発のHRエンジンとエクストロニックCVTの組み合わせ。1.5なんてマーチには過ぎたエンジンにも思うけど、最新エンジン+CVTは燃費改善にも寄与。1.4リッターモデルに比べ、10・15モードで18.4km/l→19.8km/lに向上。もちろんティーダやキューブなどとメカニズム統一してコスト削減、ってのもあるんだろうけど。ちなみに4WDは従来通り1.4リッターCRエンジン+4AT。
ボディカラーはシェリーシルバー、ワイルドブルーベリー、チャイナブルー、アイリッシュクリームの4色が追加され、クリスタルブルー、オパールラベンダー、ビーンズ、キウイグリーン、ショコラがカタログ落ち。インテリアはシナモンに代わって爽やかなアイスブルーが追加に。シート形状とシートクロスも変更され、ドアトリムに同じデザインのクロスが巻かれるなど質感を向上。
フロントグリルはメッシュタイプからティーダのような立体的なデザインへ。バンパーは以前より丸みを帯びた形に変更、上級グレード (G・RX・SR系) とベーシック (E・S・B系) で異なるデザインに。他にリアバンパー、リアコンビランプ、ホイールカバーも変更。
グレード体系は、最廉価グレード12c Bパッケージ、量販グレードの12c/14c-four、上級グレードの14e/14e-four、スポーティグレードの14S、というラインナップだったのが、廉価グレードの12B、ベーシックの12S/14S FOUR、量販グレードの12E/15E/14E FOUR、コンフォートグレードの15G/14G FOUR、スポーティグレードの15RXという5タイプ9モデルに拡充。名称をキューブやノートに揃えたことで分かりやすくなったかな?
オーテック謹製のスポーツグレード「12SR」も大幅に手が加えられ、更に走りに磨きがかかった (らしい)。3ドアが廃止されたおかげで剛性面で弱い5ドアになっちゃったけど、その分の補強はちゃんとしてあるそうで。新たにスポイラーレス仕様 (-¥52,500) が追加されたのも嬉しい。170万円台のマーチ、というのもなかなか恐ろしいハナシではあるけど、値段分の内容があると思えば期待も膨らむってモンですよ!あるかどうか知らんけど!