新型エスクード

新型エスクード

スズキのエスクードが8年ぶりのモデルチェンジ。今月売りの雑誌はセレナかステップワゴンかレクサスばっかりで、エスクードFMCをすっきり失念してただけにちょっと唐突な印象。エスクード自体国内市場じゃ地味になっちゃってたしね。デザインは今春のNYオートショーの「Concept-X2」で見せられてるので新鮮味薄いけど、初代からの継承がテーマだというシャープで整ったカタチは結構好き。サイズはライバルのRAV4X-Trailより一回り大きく、全長4,390 (先代比+300) mm、全幅1,810 (同+115) mm。グランドエスクードと統合されるとはいえ、かなり立派なサイズ。
因みに全幅1,810mmってぇと、例えば現行オデッセイ+10mm、クルーガー-15mm。あ、ランドローバー・フリーランダーと同じだ。
内外装ともスイフトに続いて高い質感。ちょっとトヨタ車っぽいなと思わせるのはサイド、主にショルダーラインとかC・Dピラー周りがRAV4的だからか。ただRAV4と違って線もディテールもシンプルだし、張りのあるサイドの面構成も美しい。顔付きはフロントグリルとバンパーグリルに連続性を持たせる最近流行りのデザイン処理。ハニカムグリルの採用もあって、スイフトと共通のイメージを感じさせる。正直もうちょっと個性が欲しいかな、とも思うけど。大きく張り出したフェンダーや背面スペアタイヤは本格派SUVっぽい雰囲気を盛り上げるが、見切り方面にはマイナス。スイフトの時も三本和彦に散々言われてたルーフアンテナ、特に車高の高いSUVだけに配慮が欲しかった。インテリアはスポーティ寄りなデザインで、ライトSUVらしいセン。際だった個性はないけど質感高そう。
気になるお値段の方は¥194.2〜252万で、2リッター上級グレードの2.0XGが¥2,205,000。同じスペック (2リッター4WD・4AT) で同じ価格帯のRAV4 X (¥2,173,500) やX-Trail Stt (¥2,194,500) と比べると、プライバシーガラスやオートエアコン、MD/CDプレーヤー、キーレススタートシステム、革巻ステアリングにアルミホイールなどかなり充実した内容。最近のスズキ車は「安物感」ないし、非常にお買い得なクルマじゃないでしょうか。
ところでsuzuki.co.jpが重いのはエスクードのせい?だとしたらそれだけ注目されてるってコトなのかな。先代が地味に終わっちゃった分も頑張って欲しいトコロ。