東京モーターショー2007:三菱ブース
今年もモーターショーのチケット頂いたので行ってきましたよー。まずは国内メーカーから、とりあえずリリースの早かった順番でご紹介。
と言うワケでトップバッターの三菱はワールドプレミアの「i MiEV SPORT」「Concept-ZT」、フランクフルトで発表された「Concept-cX」、それに先日デビューしたエボXが目玉。「白っぽい」ブースが多い国内他社に比べて、コンセプトカーもステージもおねーさんの衣装も華やかでよかったです。
- Mitsubishi Motors - 三菱自動車 第40回東京モーターショー 出品内容
- Response. - 三菱 i MiEV SPORT 世界初公開…スポーティ電気自動車
- Response. - 三菱 進化した i MiEV を出展
i MiEV SPORT
既に実証実験も始まってる電気自動車「i MiEV」をベースにしたクーペ。バッテリーの補助として回生ブレーキや屋根に太陽光発電パネル、はいいとして何とフロントバンパーのグリルに風力発電用のファンまで備えちゃう辺りが素敵ポイント。見た目で2シーターかと思ってたんだけど一応2+2だそうで。最高速度は自主規制枠いっぱいの180km/h、加速性能はフツーのi MiEVですらガソリンのiを凌ぐらしいので、i MiEVのリアモーターに加えて前輪に三菱お得意のインホイールモーターを組み込んだE-4WD*1のi MiEV SPORTは相当走っちゃうんじゃないでしょうか。ただ10・15モードでの航続距離は200kmとまだ物足りないかな?
スタイルは初代ムルティプラを思わせるような、どっちが前だか分かんないカタチが特徴。可愛げもありながらスポーティ感もあり、何よりiのイメージを残しながら上手いことクーペスタイルに仕立ててるのはお見事。
Concept-ZT
新開発のクリーンディーゼルエンジン+Twin Clutch SST*2なる自動変速MTの組み合わせで環境性能を、またプリクラッシュセーフティなどのアクティブセーフティ技術やマルチアラウンドモニターなどの運転支援技術、ポップアップフードなどの衝突安全技術で安全性能を高めましたよ、という技術の見本市的なコンセプト。パっと見ギャランフォルティスベースのショーモデルかと思いきやボディサイズが全然違う・・・となれば次期ディアマンテ。
4,950x1,820x1,440mmというディメンションはディアマンテ (4,805x1,785x1,435mm) よりちょっと大きめ。それなりにクリーンな造形は好きだけどインパクトには欠けるかな。コンセプトカーとしてはかなり現実的なスタイルだし、すぐにでも市販できそう。問題は今の三菱に上級セダンを作って売る体力があるかどうか、ですね。
Concept-cX
三菱版イスト。でも当然 (?) まとまりはこっちの方が上。もちろんイストと違ってアウトランダー譲りの電制4WDで中身もちゃんとしてますよと。Concept-ZTと同じく現実的なスタイルに、こちらもクリーンディーゼル+Twin Clutch SSTを採用。サイズは4,100x1,750x1,550mmとちょうどギャランフォルティス (4,570x1,760x1,490) とコルト (3,885x1,680x1,550) の間に入る感じでこれまたいいポジション。
三菱のコンパクトSUVってぇとパジェロJr.とかの後継になるんだろうけど、個人的にはミラージュの後釜なイメージ。逆スラントノーズとか明るいミディアムブルーのボディカラーが何となく「社交性動物」のミラージュを思い出すのですよ。サイボーグとアイツはO型なのですよ。