スペインGP 決勝

スペインGP 決勝

近藤マッチは日本のヒーローでもましてやアロンソと同列でも無ぇ!といつにも増してセンスのないイントロに行き場のない憤りを覚えつつ、塩原さんの「速さがあれば年の差なんて」は笑えたので良し。あとライコネンも近藤マッチ如きに説得されたかないでしょうよ絶対。


予選では順当にルノーフェラーリが並んで、もうこの際大雨でも降って赤旗中断にでもならんかねなんて黒い期待もあっさり打ち砕かれた日曜のカタロニア。観客席真っ青かと思ったら結構赤い人もいるんですね。
レースの方も順当且つ無難。琢磨が無駄にスピンターンを披露したり、ラルフとトゥルーリの同士討ち以外はどうという事もなく、パっとしないレースをジャパンパワーが (間違った方向へ) 盛り上げたんだとポジティブに解釈しておきます。モントーヤもどうせスピンするならSC入るくらい派手にやっちまえ、とかフィジコはスタート「だけ」は良かったなぁ、とかそんなNo.2ドライバーの悲哀も感じさせつつ、結局PPのアロンソがそのまま地元で嬉しい初勝利。ここで兄貴の貫禄と言うか恐ろしさを見せて欲しかったなぁなんて思いつつ、アロンソにとっては絶対に欲しかった勝ちだろうしまぁ良かったですねと。2位の兄貴はペース上がらず、その兄貴にも負けた3位フィジコ、そのフィジコに追い付けなかった4位マッサ、そのマッサから30秒近い差を付けられた5位ライコネン、途中で飛んだパーツは何だったのでしょ。6位バトン、7位バリチェロでホンダW入賞、8位ニック、9位ウェーバー、10位トゥルーリは相変わらず。11位ニコ、最後方スタートのジャックは12位、13位クリエン、14位クルサード、以下リウッツィモンテイロ、琢磨まで17台完走。


それにしてもヨーロッパラウンドに入って、流れが固まってきたのかなぁ。フェラーリの復調は良いにしても、代わりにマクラーレンが落ち気味なので結局二人だけの争い。フィジコ、モントーヤ、マッサのセカンドクラブはなかなかマトモに走らないし、トヨタホンダもトップ争いにはこれっぽっちも絡めないし、ウィリアムズは信頼性が恐ろしく足りないし、レッドブルも今年はザウバーがちょっと上に行っちゃったのとミナルディがV10で近付いて来ちゃったもんだから中の下レベルだし。