トヨタ bB CONCEPT

トヨタ bB CONCEPT

来年1月に登場する新型bBのプレビューがコレ。今月のラクティス、来月末のプラッツ後継車「ベルタ」、と相次いでヴィッツファミリーが新型にスイッチする・・・んだけど、次期bBは何とヴィッツファミリーと決別。パッソのプラットフォームに変更され、おかげでサイズは今時珍しく小さくなる方向に。全長3,915x全幅1,690x全高1,620mmは、現行に比べて30mm短く20mm低い。ホイールベースはパッソから100mm延長され、現行より40mm長い2,540mm。パッソのプラットフォームを採用したことのメリットは何と言っても価格面に出るはずで、逆に言えば走行性能などの部分は期待しない方がよさそう。
マジョーラカラーにブルーのイルミネーション、メッキのアルミホイールと、ショーモデル故の派手なドレスアップはどっちかったらモーターショーよりオートサロン向きな雰囲気。ホンダがちょっと前に「不夜城」なるちょっと恥ずかしいコンセプトカーを出してきたけど、このbBコンセプトもそれに限りなく近いキャラクター。首都高大黒に居そうな見た目に違わず、サラウンドDSPの9スピーカー、そしてスピーカー連動のイルミネーションも装備。更にフロントシートがワンタッチでリクライニングしながら80mm沈み込む「マッタリモード」で、ゆったり音楽を楽しんで頂けますと。
キューブを意識した真四角ボディの現行と違って、PTクルーザー風にイカついスタイルは「官能的な妖しさ、いかつさ」がテーマ。現行が実用的なファミリーカーとしても一定の人気あった事を考えるとこの路線変更はどうかなと思うけど、オデッセイやステップワゴンもあんなんなっちゃったし、まぁこれもアリなのかな。こういうの好きな人も居るんだしね。
とにかく停車中に重点が置かれた感じの次期bB、そもそもコンセプトからして「クルマ型 MUSIC PLAYER」って言っちゃってんだから仕方ない。つまりミュージックチョロQって事?ちなみに現行は北米のサイオンブランドでも販売されてるけど、次期サイオンxBカローラのプラットフォームを使い一回り大きくなるとか。