ダイハツ ESSE

ダイハツ ESSE

ダイハツはワールドプレミアのコンセプトカー「UFE-III」、「ESSE」、「Be-go」、「COSTA」、「SK-Tourer」の5台、先月のフランクフルトで発表された「HVS」と「Copen ZZ」、タントの燃料電池ハイブリッド車「Tanto FCHV」など計22台を出展。
まずは今年12月に発売される新型軽「ESSE」から。立派になり過ぎたミラに代わる新しいベーシックセダンとして開発されたブランニューモデルは、メーカー曰く「軽自動車の本質を追求したカジュアルミニ」とか。
要は「47万円アルト」の焼き直しでしょ?と思いきや意外とお洒落さんなパーソナル軽。台形のキャビンからバンパーまで直線的にカットされたリア、鉄板剥き出しの内装など、ヨーロピアンコンパクトみたいな雰囲気もあってなかなか。ただお洒落さんになりきれてない部分も目立ってて、トヨタっぽく丸いフロントが妙にボリューム感あってサイド以降とのバランス悪かったり、昔のミラみたいなアルミホイールは微妙にスポーティなデザインだし、インパネは妙に張りのある面と中途半端な質感の高さが逆に違和感。ま、そこら辺は「ダイハツらしさ」って事で?
ボディカラーは自然のエッセンスをそのままに取り入れた「アコースティックカラー」、とか。サンシャインイエロー、サンセットオレンジ、リーフグリーン、シーブルー、コットンアイボリーとどれもコンパクトらしい明るくてソリッドな色合い。内装もボディカラーを取り入れた「ハーモニーインテリア」、ってつまり鉄板剥き出しなんだけど、モノは言い様ってヤツか。
幅と長さはさすがに軽枠いっぱいの3,395x1,475mmだけど、高さは控えめの1,470mm。ホイールべースはベースになるミラと同じ2,390mm。エンジンは新開発の3気筒TOPAZ KF。ロングストローク化やアルミシリンダーの採用、もちろんダイハツご自慢の自己再生する「スーパーインテリジェント触媒」と「触媒早期活性化システム」も搭載して、実用域中心にトルクを従来比5%向上、25%の軽量化、10%の省燃費化を実現。
12月にデビューする市販型もほぼこのまま、名前もESSEで出るハズ。因んで「ESSE」とは、英語のエッセンス (essence=本質、真髄,) の語源でもあるラテン語esse (存在する) から。いーえすえすいーえーっせ♪