モナコGP雑感

地上波組なんで、どうせ生じゃないんだからと録画してゆっくり見てます。何だかんだで見せ場も多く面白いレースになった感。シュー兄のイエローライン踏みやらアロンソvsウェバーのショートカットやら気になるシーンもあったけど。
スタート直後はポールのライコネンルノー2台が続く平和な流れ。24周目、ミラボーアルバースがスピン。完全に真横向いたままコースを塞いで大渋滞。ここでシュー兄が前のペヤング先生に追突、フロントウィングを失う。シューはピットインで周回遅れ、先生はリタイア。
45周でピットインしたバリチェロは、給油直後にエンスト。慌ててピットレーン出ようとしてスピード違反。・・・頑張れ。
レースの流れを大きく変えたのがルノー。2位、3位につけた2台とも、1ストップ作戦をとって燃費重視のスロー走行。モナコなら後ろを抑えられるとの読みか。しかしタイヤ選択のミスやガソリン積み過ぎのせいで予想以上にリアが摩耗。2台ともドライビングスクール状態に。ここで魅せたのがハイドフェルドトゥルーリ。まずはフィジケラのペースに痺れを切らしたトゥルーリ、ローズヘアピンでアグレッシブにインを突く。おかげで後続車も一気にフィジケラを抜けたんだけど、当のトゥルーリは縁石にマシンをヒット。バランスを崩して順位を落とす。本人には残念な結果だけど、見てる方としては楽しかったのでOK。対するニックの方は驚くほどに気持ちいいオーバーテイク。ヌーベルシケインアロンソの一瞬の隙をつく鮮烈な走りに興奮ですよ。その分ツラくなったのがウェバーで、2周後のヌーベルシケインでニックに続こうとするもアロンソのショートカットに阻まれる。更に次のラップで同じように仕掛けるも、再びアロンソがショートカット。結局ウェバーが抜いたには抜いたんだけど、見ててスッキリしないちょっと残念なシーンでした。
フィジコの後ろではビルニューブがチームメイトのマッサを無理矢理抜こうとして、2台仲良くコースアウト。シュー兄はゴール直前で弟を無理矢理抜こうとしてタイヤが接触。どっちもクラッシュに至らなかったのは幸いだったけど、ちょっとばかし遺恨の残りそうなレースに。
結局カタロニアに続き、ライコネンが盤石のポールトゥウィン。モントーヤも最後方からのスタートで5位入賞。ポイントではライコネンマクラーレンがそれぞれ2位に浮上、しかしルノーアロンソはまだまだ遠い。それにしても不調のフェラーリ勢、それにモン吉、フィジコらNo.2軍団は相変わらずツキに恵まれない週末でした。
次回、ニュルのヨーロッパGPからはやっとB・A・Rホンダが復帰です。予選方式も変更とのことで、エンジン変えらんないわ予選も最初にスタートだわ土曜の一発アタックだけで決まっちゃうわとツラい展開だけど、何にしても今はホンダが走るってだけで楽しみ。